2020年の「年度代表馬」はどの馬が相応しいか?

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フランケル – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=84657317による

歴史的な1年となった2020年の年度代表馬はどの馬か?

新型コロナの影響による無観客競馬の開催や史上初無敗での牡馬牝馬3冠馬同時誕生、アーモンドアイが史上最多芝GⅠ9勝、世界初白毛馬によるGⅠ制覇など記憶にも記録にも残る1年となった今年ですが、年度代表馬はどの馬が相応しいか?

今年の実績面を考えるとGⅠを3勝した馬がコントレイル、デアリングタクト、アーモンドアイ、グランアレグリアとなるのでこの4頭に春秋グランプリ制覇のクロノジェネシスを加えた5頭が候補に上がってくると思います。

では年度代表馬の基準を考えるとどの馬が最有力となるでしょうか?まずは年度代表馬の定義から見ていきましょう

当該年度の中央競馬を代表する競走馬のこと。報道関係者の投票結果に基づき、新聞・放送・競馬専門紙の代表者で構成される「JRA賞受賞馬選考委員会」において審議のうえ、JRA賞競走馬各部門賞(最優秀2歳牡馬,最優秀2歳牝馬,最優秀3歳牡馬,最優秀3歳牝馬,最優秀4歳以上牡馬,最優秀4歳以上牝馬,最優秀父内国産馬,最優秀短距離馬,最優秀ダートホース,最優秀障害馬)の中から選出され、翌年1月に行われるJRA賞授賞式において表彰される。なお、昭和61年までは月刊誌「優駿」の主催で行われ、昭和62年以降はJRAの主催で行っている。

JRAホームーページから引用

このような記載がされています。そのうえで筆者の予想ですが、JRA賞競走馬各部門賞(最優秀2歳牡馬,最優秀2歳牝馬,最優秀3歳牡馬,最優秀3歳牝馬,最優秀4歳以上牡馬,最優秀4歳以上牝馬,最優秀父内国産馬,最優秀短距離馬,最優秀ダートホース,最優秀障害馬)を選出してみました。

  • 最優秀2歳牡馬・・・・・ダノンザキッド
  • 最優秀2歳牝馬・・・・・ソダシ
  • 最優秀3歳牡馬・・・・・コントレイル
  • 最優秀3歳牝馬・・・・・デアリングタクト
  • 最優秀4歳以上牡馬・・・フィエールマン
  • 最優秀4歳以上牝馬・・・アーモンドアイ
  • 最優秀短距離馬・・・・・グランアレグリア
  • 最優秀ダートホース・・・チュウワウィザード
  • 最優秀障害馬・・・・・・メイショウダッサイ

おそらくこんな感じになると思われます。この中から年度代表馬を選出するとやはりアーモンドアイが最有力なのかな?という気がします。無敗で牡馬3冠を達成したコントレイルという意見も多いと思いますが、史上最多の芝GⅠ9勝を勝ちましたし、ジャパンカップで直接対決で勝ってるというのが大きいと思います。ここら辺の解釈は非常に難しく2020年の年度代表馬なのだから今年だけの戦績で決めるべきなのでコントレイルだという意見も多数ありますし、アーモンドアイとの直接対決で完勝したグランアレグリアが相応しいという意見もあります。レースの格というものを考えると八大競争※であるクラシック3冠を制したコントレイルが相応しいという意見もあります。※ジャパンカップは八大競争には含まれてません

それだけ今年の競馬界は活躍した馬が多数おり、非常に拮抗した状態となっていると言えます。

その中で気になることが一点、気づいた方もいると思われますが、春秋グランプリ制覇をしたクロノジェネシスが入ってませんね。というのも年度代表馬の定義がJRA賞競走馬各部門賞の中から選出となっているので年度代表馬は必然とこの中に入っていなければなりません。その考えでいうとクロノジェネシスが春秋グランプリ制覇という偉業を達成したのにも関わらず、それ以上と言える偉業が複数パターン達成されてしまったが故の玉突き事故みたいになってしまっています。さすがに何も受賞がないのは可愛そうなので、特別賞をクロノジェネシスには与えて欲しいですね。

2019年度JRA賞はこちら

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