2019年度JRA賞が発表されました。年度代表馬はリスグラシュー

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2020年1月7日JRA日本中央競馬会より2019年度JRA賞が発表されました。

年度代表馬はリスグラシュー

これは文句なしの受賞でしょう。牝馬で初めての春秋グランプリ制覇、オーストラリア遠征で伝統のGⅠコックスプレートを制覇。国内外で活躍をしラストレースはGⅠ馬11頭が参戦した超豪華有馬記念を快勝。まだまだ現役で走れると思いますが引退して繁殖入りしていい子を産んでくれるお母さんになってくれるでしょう。初年度産駒が走るであろう2023年が楽しみですね。

注目の最優秀2歳牡馬はコントレイル

今回のJRA賞でもっとも注目をしていたと言っても過言ではないのが最優秀2歳牡馬だろう。3戦3勝で全く同じ戦績のサリオスとコントレイルのどちらが受賞するのかが注目されていたが蓋を開けてみればコントレイル197票、サリオス77票と100票差でコントレイルが受賞。結果自体は納得のいくものだが得票差が100もつくとは思わなかったのが本音だ。意外なほどに差がついたがこれは朝日杯FSとホープフルステークスの現在のレースの価値を表しているともとれる。皐月賞と全く同じ舞台のホープフルステークスの方が現代は価値が高いという評価なのだろう。実際にホープフルステークスを制した馬が近年クラシックを制しているのが事実だ。2014年から中山が舞台になってからはレイデオロがダービー、サートゥルナーリアが皐月賞を制している。コントレイルはこれに続けるだろうか?

一方のサリオスの朝日杯FSのレース内容も高かったのも事実だ。両馬の力は拮抗していると筆者は判断している。直接対決は本番の皐月賞だ。それまで待ちきれない。

最優秀2歳牝馬はレシステンシアが唯一の満票で受賞。これは妥当な結果だ。レシステンシアに関しては距離が持てば3冠牝馬になる可能性がある器だと筆者は思っている。それほど阪神JFのレースは衝撃の内容だった。まさに逃げて差すという競馬を体現したレースだった。あのレースをされてしまうと後続の馬は何もできない。まさに最強のレーススタイルをしていた。血統的に距離延長がプラスに働くとは思えないのでそこをクリアできるかが鍵を握るだろう。

3歳勢は票が割れる結果に

3歳勢は牡馬牝馬ともにクラシックを制した馬がすべて別の馬になった結果を如実に表していた。かなり票が割れる結果になった。

牡馬はサートゥルナーリア、牝馬はグランアレグリアが受賞。牡馬はNHKマイルと香港マイルを勝ったアドマイヤマーズが受賞するかと思ったが結果はアドマイヤマーズに。やはりクラシックの結果を重視する記者の方が多かったという事だろうか?

牝馬は筆者が予想した通りグランアレグリアが受賞。クラシックをすべて違う馬が制したことが一番大きいだろう、さらにグランアレグリアは直近の阪神カップを完勝したことが影響したと思われる。2020年の短距離戦線の主役をはれるくらいの実力の持ち主ではないだろうか?非常に楽しみだ。

4歳牡馬はウィンブライトが受賞

4歳牡馬はウィンブライトが受賞。やはり何と言っても香港でのGⅠを2勝したことだ。ここは春秋マイルを制したインディチャンプとどちらかと思われたが海外GⅠを制したことと短距離で受賞が濃厚のインディチャンプとの評が分かれたことがこの結果になったと思われる。

最優秀短距離はインディチャンプ・ダートはクリソベリル

こちらは順当に選ばれた形になった。2頭とも200票以上の投票を集めての受賞だ。クリソベリルに至ってはほぼ満票となっている。クリソベリルはドバイ参戦も視野にいれているようだ。ゴールドアリュール産駒最後の大物としてどこまで上り詰められるか楽しみだ。

インディチャンプはグランアレグリアとの短距離界の頂上決戦が楽しみだ。是非とも高松宮記念での激突を見てみたい。もしかしたらインディチャンプは大阪杯のほうにいくかもですがw

トウカイテイオーの血を持つシングンマイケルが最優秀障害馬を受賞

最優秀障害馬は母の父にトウカイテイオーの血を持つシングンマイケルが受賞。シングンオペラはオペラハウス産駒なので血統自体が非常に希少な馬だ。障害界の絶対王者オジュウチョウサンを抑えての初戴冠だ。オジュウチョウサンはすてに9歳という年齢からも世代交代の感がある。これから障害界を引っ張っていく存在だろう。

不可解な記者投票

おおむね納得のいく結果となった今回のJRA賞だが投票内容については納得のいかないものが一部についてある。

上記の画像は記者投票集計結果を切り取ったものだが、この中の少数派に投票した記者がどういう基準で選んだのかが分からない。特に年度代表馬にクリソベリルに投票した記者は何を考えているのか?

不可解な点は他にもある。最優秀3歳牝馬の該当馬なしが7票とはどういうことか?最優秀3歳牝馬はその年に一番活躍した牝馬に贈られる賞だ。それなのに該当馬なしはおかしいだろう。

3歳牝馬クラシックのレースがあるのだからそのレースを勝った馬の中から選ぶのが当たり前だ。地方所属の馬が一番活躍したというなら該当馬なしは分かるがそうでないなら該当馬なしはおかしな話だ。

少数派の票が結果に左右するということはほとんどない。しかし投票権を持っているのだから責任をもって客観的な視点で投票をする必要があるだろう。自分が応援しているとかは全く関係ない。はっきり言ってしまえばその記者は全く信用ができない。客観的、冷静に判断ができていないからだ。


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