【競馬ニュース】アメリカエクリプス賞にて最優秀芝牝馬部門でラヴズオンリーユーが受賞する快挙を達成

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ラヴズオンリーユーが歴史に残る快挙を達成

北米競馬の年度代表を表彰するエクリプス賞の授賞式が2022年2月10日(日本時間11日)米カリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で行われ、ラヴズオンリーユー(牝6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)が最優秀芝牝馬に選出。エクリプス賞は日本のJRA賞にあたるもので、受賞は日本馬初の快挙となる。

同じ矢作厩舎所属で最優秀ダート古馬牝馬の最終候補にノミネートされていたマルシュロレーヌ(牝6歳、父オルフェーヴル)は残念ながら受賞を逃した。

これまで日本の馬が、最終候補のノミネート自体が2005年のアメリカンオークスを制したシーザリオ1頭のみであったことを考えるといかに大偉業なのかは分かるだろう。

マルシュロレーヌとラヴズオンリーユーが米「モーメントオブザイヤー」に選出

残念ながら最優秀ダート古馬牝馬の受賞を逃したマルシュロレーヌですが、昨年のBCディスタフで日本調教馬として初めて米ダートG1を制した同馬と同BCフィリー&メアターフを制したラヴズオンリーユーが11日(現地10日)にNTRA(全米競馬協会)が発表する「最も記憶に残った瞬間」をファンが選ぶ「モーメントオブザイヤー」にそろって選ばれました。

これは個人的に非常に嬉しいですね。日本競馬史上初のアメリカダートGⅠを制したマルシュロレーヌがJRA賞で最優秀ダート馬はおろか、特別賞にも選ばれないことに疑問を持っていたので非常に嬉しいです。

エクリプス賞の授賞式に参加した矢作調教師はこのように述べている。「式を通じて感じたのは、アメリカの雰囲気のよさです。日本からやって来ているのに、アウェー感がゼロなんだよ。敵対視しているような感じが全くない。その点に改めて感激を覚えています」

遠く島国の日本からはるばる参戦して勝利した馬や陣営に最大限の敬意を持って対応したことが分かりますね。

サンデーサイレンス、ミエスクの血を引く馬での制覇

ラヴズオンリーユーの血統は父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母父ストームキャットだが、ディープインパクトの父は言わずと知れたサンデーサイレンスだ。そしてラヴズオンリーミーの祖母がアメリカ競馬を代表する牝馬ミエスクである。サンデーサイレンスとミエスクというアメリカ競馬の歴史に名を刻む名馬の血を引く馬がブリーダーズカップというアメリカ競馬の最高峰のレースを制したということになります。

そしてマルシュロレーヌの父はオルフェーヴルということで祖父がサンデーサイレンスに当たります。サンデーサイレンスという日本の血統図を塗り替えた希代の名種牡馬を産んだアメリカに故郷に錦を飾る形となったことで、感慨深いものがありますね。

史上初ブリーダーズカップを日本馬が制覇の大偉業達成

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