シュヴァルグラン・レイデオロが引退、種牡馬へ レッツゴードンキは愛国で繁殖生活へ

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2015年桜花賞 出典元:Wikipedia

年末のこの時期になるとサラブレッドの引退のニュースが流れてくるが今年も名馬が第二の人生を歩むときがきましたね。

シュヴァルグランはブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬に

第58回宝塚記念パドック 出典元:Wikipedia

JRAは25日、2017年のジャパンC(GI)を制したシュヴァルグラン(牡7、栗東・友道康夫厩舎)が、25日付で競走馬登録を抹消したことを発表、 引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬になる予定。

馬主は大魔神こと元プロ野球・横浜ベイスターズ選手の佐々木主浩。4歳以降常にGⅠ戦線に出てきて長く活躍してきたがとうとう引退を迎えた。初重賞制覇は2016年の阪神大賞典、同年秋にはアルゼンチン共和国杯を制覇し重賞2勝目を上げると翌年のジャパンカップでヒュー・ボウマンを鞍上にGⅠ初制覇、常にGⅠ戦線を歩んできたシュヴァルグランは2019年7歳にして初の海外遠征ドバイシーマクラシックに出走、そこで2着の好走、さらに夏にはキングジョージ、インターナショナルステークスに出走、6着・8着と残念ながら結果は出なかった。しかしまず7歳にして海外を転戦すること自体が異例だろう。それだけタフな馬だったということだろう。

ハーツクライ譲りの成長力を発揮できるか?

シュヴァルグランが活躍しだしたのは4歳以降、そして7歳まで第1線で走り続けてきたタフな馬だ。産駒にどのような特徴が伝わるのか?血統から言えば間違いなく中長距離適性の馬が多くなりそうだが、果たしてどうなるか?

半姉にヴィルシーナ、半妹にヴィブロスがおり、姉妹が活躍しているというのは強みだろう。それだけ活躍馬を出す下地ができているということだ。 父ハーツクライ、半妹ヴィブロスがドバイのレースを制していることからも海外で活躍する産駒が出てくることにも期待したい。ハーツクライの後継種牡馬はジャスタウェイ、ワンアンドオンリー、ウィンバリアシオンがいるがシュヴァルグランがどんな産駒を生み出すのか注目したい。

レイデオロは社台SSで種牡馬に

第65回神戸新聞杯パドック 出典元:Wikipedia

JRAは25日、2017年の日本ダービー(GI)、2018年の天皇賞・秋(GI)を制したレイデオロ(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)が、25日付で競走馬登録を抹消したことを発表、引退後は社台SSで種牡馬になる予定。

レイデオロは2016年デビューから3連勝でホープフルS(GII)を制し重賞初制覇。 2017年には日本ダービー(GI)、2018年には天皇賞(秋)を制覇。重賞5勝うちGⅠ2勝という戦績。

確かな血統背景、ウィンドインハーヘアの血を持つ良血馬

レイデオロが種牡馬として期待がかかるのは血統表を見ると分かるだろう。レイデオロの曾祖母がウィンドインハーヘア、すなわち近親にディープインパクトがいる一族だ。祖母のレディブロンドは少ない産駒からゴルトブリッツ、第2子のラドラーダがレイデオロを産むなど確かなっ繁殖実績がある。これだけの血統背景、近親の繁殖実績があるなら期待がかかるのは当然だ。

ではどのような産駒が産まれてくるだろう?レイデオロの血統はアメリカと欧州の混合血統だ。ミスタープロスペクター、ノーザンダンサー、ロベルト、リファールなどが積み重ねられた血統だ。レイデオロ自身はすべての出走レースが芝だったが、血統からだとダートの活躍馬がでてきても不思議ではない。レイデオロのスピードとパワーを受け継ぐ産駒がどんな子が産まれてくるのか期待したいところだ。

レッツゴードンキはアイルランドで繁殖生活へ

2019年12月21日に阪神競馬場で行われた阪神C(GII・芝1400m)で引退レースを迎えたレッツゴードンキはアイルランドで繁殖生活を送ることを発表した。レッツゴードンキは牝馬にして7歳まで現役で第1線で戦ってきた非常に珍しい存在と言えるだろう。牝馬が長く現役をすることは非常に珍しいことだ。何故なら牡馬と違って1年に1頭しか産めないから現役期間が長くなると必然的に産駒が減ってしまうからだ。もちろんオーナー、調教師がこれだけ現役にこだわったのはそれだけレッツゴードンキが衰えというのが見えなかったからだろう。現にレッツゴードンキは2017年2月の京都牝馬Sが最後の勝ち鞍であったが、その後の17戦中馬券圏内になったのが5戦、掲示板にのったのが11戦と非常に安定した戦績をあげ、引退レースの阪神カップでも4着と掲示板に来ている。しかしもう一度言うが牝馬は1年に1頭しか産駒を残せない厳然たる事実がある。

レッツゴードンキの繁殖は果たして成功するのか?

レッツゴードンキの配合相手は世界的種牡馬ガリレオとの交配が予定されている。仮に受胎に成功したとして産駒は日本で走らせるのかそれとも欧州で走らせるのか?どちらなのだろうか?欧州で繁殖して日本で走らせる馬があまり活躍するイメージがないので何とも言えないのが本音だ。まずはとにかく無事に繁殖生活を送ってくれることを祈るばかりだ。

JRAが引退のレッツゴードンキへのメッセージを募集

現在JRA公式HPでレッツゴードンキへのメッセージを募集している。くわしくはホームページを参照。

募集期間は2020年1月26日(日曜)必着となっている。当選をした人への商品はオリジナルクリアファイル(岩田康誠騎手サイン入り)、オリジナルトートバッグ、オリジナルTシャツ(サイズ:XS・S・M・L・XL)となっている。興味がある方はホームページを参照して応募してみよう。

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