名手四位洋文 調教師転向

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2007年にクリフジ以来64年振り3頭目となる牝馬による日本ダービーを勝利した名手四位洋文ジョッキーが調教師試験に合格した吉報が入ってきたのは2019年12月5日だった。

四位洋文・・・交流、海外を含むGⅠを19勝した名手である※騎手引退は2月いっぱいまでなのでまだGⅠの勝ち鞍を増やす可能性はあり、同期にはあの藤田伸二がおりすでに引退している藤田氏と共に名手がまた一人引退ということになり少し残念である。

しかしそれは調教への転向という新たなステージへ移る第1歩に過ぎない、調教師としての四位洋文がどんな名馬を世に送り出してくれるのか今から楽しみだ。願わくば今年急死したウオッカの子を四位厩舎所属で見てみたいものだ。

ここからは四位ジョッキーの騎手としての歴史を少し振り返ってみよう、デビューは91年、筆者がまだ小学生にあがる前だ。同期の藤田伸二が1年目から重賞に勝つなど活躍していたが、デビューから3年間はあまり目立った戦績は上げられなかったようだ。デビュー4年目の1994年にゴールデンジャック桜花賞トライアル4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)で重賞初勝利。1996年にはイシノサンデー皐月賞を制しGⅠ初制覇。さらに同年に古馬にも開放された牝馬限定GIエリザベス女王杯ではダンスパートナーに騎乗してこれを制した。

そして四位洋文を語るうえで欠かせないのがアグネスデジタルだろう。2001年に騎手を引退した的場均の後を受け主戦騎手になるとマイルチャンピオンシップ南部杯天皇賞(秋)香港カップを制した天皇賞秋では前年無敗で秋古馬3冠を制したテイエムオペラオーを破る快挙であった。さらに2002年にフェブラリーステークスを、2003年には安田記念を勝利した。

そして四位洋文といえばやはりウオッカの存在なくして語れないだろう。クリフジ以来64年ぶりに牝馬によるダービーを制覇。さらに翌年、ディープスカイに騎乗しダービーを連覇、連覇した騎手は武豊だけだったがそこに加わることに、さらにが牡馬、牝馬で連覇となると四位洋文ただ一人だけだ。この記録は今後も現れないのではないか?惜しくも今年急死してしまったウオッカ、その忘れ形見がウオッカのような衝撃を見せてくれるのを期待したい。さらにそれが四位厩舎となるとこれは胸熱だろう。そこにダイワスカーレットの子が加わるとより一層盛り上がること間違いなしだ。

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